お姉ちゃんノート

『井上喜久子・秋のふんわりトークライブ』昼の部ライブレポート

2024.12.31

秋晴れで、ちょっと暖かいと感じるような日曜日の渋谷で「いい17才の日」になぞらえ、11月17日に今回のイベントは開催されました。イベントのタイトルは「井上喜久子 秋のふんわりトークライブ」。そのタイトルがぴったりの内容でしたね。
今年の4月以来のイベント!その昼の部、お姉ちゃんワールド満載のイベント内容にレッツ潜入です!

今回の会場はSHIDAXカルチャーホール。続々とお客さまが来場されます。
物販でお買い物をしたり、お祝いのお花を撮影したりしながら、開演時間を待たれていました。


そして、いよいよ時間です。

開演と同時にオープニング映像が流れ出します。「秋のふんわりトークライブはじまりま~す♪」という言葉と同時に会場いっぱいに音楽が流れ始め、マイクを持ったお姉ちゃんが歌いながら登場。歌う楽曲は岩崎宏美さんの「センチメンタル」。17才という歌詞も含まれた昭和の名曲です。ライブ当日の空のように澄んだお姉ちゃんの声とお客さまの手拍子で、早くもウキウキとした雰囲気です。
歌い終わると「やっと会えたね~いろいろお話したいことがあるの~」と言いつつも、まずはいつものアレだよね!と、いうことで定番のご挨拶。「皆さまっ本日は私の“井上喜久子秋のふんわりトークライブ”にお越しくださいましてどうもありがとうございます!では、自己紹介いきたいと思います。井上喜久子17才です♪」すると「ぉぃぉぃ」と控えめにレスポンス。すかさずお姉ちゃんが「さすが、分かってる。一回目のおいおいは小さめにね。ありがとうございます。うふふ、おやおや~?みんな恥ずかしがらないで大きな声でおいおいって言ってね?それじゃ、もう一回いくよ~井上喜久子17才ですっ」と言うと、今度は「おいおい!」「はいはい♪」と元気にコールアンドレスポンスできました。この定番のやり取りが、いつも会場を笑い声でいっぱいにしてくれますね。
「元気なおいおい、ありがとうございます。おいおいあっての17才、今年の誕生日は大変なことになっちゃいましたからね(笑)そちらものちほどという事で。それにしても、今日はみんなにあえて本当にうれしい!みんな元気だった?風邪とかひいてない?って、私に言われてもって感じかもしれないけど~(汗)」と、先日ちょっと風邪を引いてしまったお姉ちゃんの事情を皆さんご存じですので、会場からはまた笑い声があがります。
「季節の変わり目でいろんな風邪がはやっているけど、気を付けていこうね!そんな風邪のお話も後ほどしたいと思っています。では、秋のふんわりトークライブ!トークを中心にお届けしたいと思いま~す」と、本格的にイベントスタートです。
中央に置かれたスツールに腰かけてゆっくりと話し始めました。
「それじゃあ、おしゃべりしていきますよぉ~?まず、一曲目に歌ったのは岩崎宏美さんの“センチメンタル”という歌です。リアルタイムで聴いていた方と、この歌なんだっけ?という方といらっしゃるかと思うんですけどね(笑)ある時期はずっと、森高千里さんの“17才”という歌をよく歌っていたんですけど、最近はこのセンチメンタルを気に入っちゃって、今回はこちらを歌わせていただきました。」

それから、最近お呼ばれしていた海外のイベントのお話にうつりました。

スライドで写真を流しながら、まずはアラブ首長国連邦のアブダビで開催された『Animenia』というイベントに行った際のお話。イベントのゲストには林原めぐみさんもいらっしゃったのですが、イベント中は中々会うことができず、遠い異国でようやく会えた時は大感激だったそうです。
次に、アメリカのアリゾナで行われた『UwU Con』のお話。同じ事務所の田中理恵さんと一緒にイベントに行きました。ハロウィンシーズンだったので、アメリカで本場のハロウィンを味わいつつ、楽しくイベントを終えたそうです!
そうして次にお仕事のお話。
「じゃあ、次はお仕事のお話をしちゃおうかな!あ、ところで!今昼の部なんだけど、お客さん全員があっとまんぼうの会員さんなの!めちゃくちゃホームって感じ(笑)いつもついて来てくれてありがとうね。じゃあ、お話戻すね。まずはやっぱり“らんま1/2”もう本当に嬉しくて!35年ぶりにリメイクになったんだよね!あれれ?おかしいね、お姉ちゃんが生まれる前からやってたんだね~(笑)それでね、旧作品の時、お姉ちゃん新人で何もできなくて。周りの皆さんに助けていただきながら、何とか収録をしていたの。当時、台本は当日渡し、映像もリハも当日でね。台本をいただいた所で何をすれば?みたいな状態で。まず台本を読んで笑っちゃって、リハで映像を見ながら他の人が読んでいるのを聞いて笑っちゃって、気づいたら自分の箇所が何もチェックできてないまま終わってたり…。あとはテストで自分の番が来てマイク前に行くと、緊張のあまり映像が真っ白に見えちゃったり。そんな時に日髙のり子さんが丁寧に教えてくれて助けていただいたり。本当にどうして自分はこうなの?ダメだな~ダメだな~もっと上手く読めたらいいのにって思うこともあったんだよねぇ。今はいろいろな事ができるようになったので、何とか声優としてアニメ業界に恩返しがしたい!どうにか!って何十年も声優をやっている間に思っていた時に出会ったのが“ダンダダン”なの」
「ダンダダン」は今年の10月からオンエアになったばかりのアニメで、すでにお姉ちゃんの登場回は放映されており、ご覧になったお客さまも多かったようです。「いろんな意味で凄い」というのがぴったりなキャラクターだった為か、会場からは笑いと拍手がおきます。
「もう見たかな?ふんわりしたお姉ちゃんが好きな人はちょっとショックかもしれない。そういう風に言うお友達もいるの(笑)でも、声優になっていっぱいいっぱいダメだった自分がいて、いつもごめんなさいって心の中で言ってる中でっ…」ここで、いろいろな想いがあふれたのか少し言葉を詰まらせるお姉ちゃん。
「でも、そんな中で出会ったすごい作品だったから、声優としての全てをかけてやろうって覚悟したくらいのアクロバティックさらさらという役で。とんでもない化け物だし、とんでもない罵詈雑言も言うんだけど。6話、7話と出ていて、7話は特に感動的に描かれているんです。オンエア後に色んな方から良かったよって言っていただけて本当に嬉しかったです。」
ちょっとしんみりしてしまいましたが、しっかり番宣を挟むよ♪と言うと笑いが起き、元の明るい雰囲気に戻りました。
そして更に楽しいトークの後、続いてはウェンデにゃんの朗読パートに移ります。

「では、次はウェンデにゃんお話の朗読をお届けしたいと思いま~す♪今いらっしゃるのはあっとまんぼうの会員さんですし、みんなウェンデにゃんのことは良く知っていると思いますので詳細は割愛させていただきます(笑)みんな、ウェンデにゃんは親戚みたいなものだよね?」
という事で、「ウェンデにゃんとおともだち」というタイトルで朗読劇がはじまりました。
「これから少しずつ、ウェンデにゃんと17人のおともだちのエピソードを聞いてもらいたいと思っているの。」
そして、スライドでイラストを映しながら「ウェンデにゃんったらウェンデにゃん」というお決まりのセリフで始まり、りんりんとんれぴーなっつの出会いの物語がそれぞれ披露されました。いつか、残りのおともだちの物語が全部聞ける日が楽しみですね。

そして、次はゲームのコーナー。題して「きくこ先生プレゼンツ テストの時間よ❤」です。

きくこ先生の小粋な授業形式で全7問が出題されました。賞品ゲットを掛けて皆さまっ一生懸命回答されていました!
そこで、きくこ先生はいったん中座。映像に切り替わり、今度は「お姉ちゃんのえかきうた」のコーナーが始まります。途中、お姉ちゃんの個性に満ち溢れた歌詞にどよめきや笑いが起きつつも、お客様が一生懸命描いていらした姿が印象的でした。
昼の部の絵描き歌の歌詞を掲載しておきたいと思います。

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さんかくの はんぺんが ありました
そのしたに ちょうほうけい
ハートの はねが はえたよね
みぎにも ひだりにも はえたよね
うちがわにも ハートです
そのうちがわにも ハートです
しょっかくと 5ほんの そうめん
かわいい おめめと おくちをつけて
あっというまに *****♪

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皆さまっ分かりましたか?
ぜひ今一度、歌詞を読み返してチャレンジしてみてくださいね♪

そして!衣装を変えたお姉ちゃんが登場しました!
今年のお姉ちゃんのお誕生日に公式Xでご覧になった方も多いかと思いますが、赤いメイド服での登場です。
鮮やかな赤い衣装で、次は「みんなでパンパン」のコーナーでした。
回答を導き出すために、お姉ちゃんが色々な質問を投げかけ、お客様が手拍子でヒントを出していきます。
正解数に応じて美味しいご褒美があったのですが、無事におやつをゲットして、ごきげんなお姉ちゃん!皆さまっご協力ありがとうございました。

次いでテストの答え合わせと、プレゼントの当選の方の発表がありました。
全問正解の方から2名、そして、得点に関係なくすべての方から抽選で1名の方にプレゼントが送られることになりました。
また、お姉ちゃんから少し早いクリスマスプレゼントという事で、おたのしみ抽選があり、2名の方にあったかグッズのプレゼントが贈られました。

そして、お姉ちゃんのイベントではおなじみの「ほっちゃんばなし」のコーナー。
たまたま同じお仕事の日で起こったエピソードを披露して、ほっこりした空気に。

あたたかな空気感に名残は尽きないという雰囲気の中、お別れの時間がやってきました。

「これから寒くなってくるけれど、本当に無理せず体に気を付けて。しんどい時は助け合って過ごしていくのも良いよね。お姉ちゃんも、普段、スタッフさんとか家族とか、みんなに助けてもらってるの。それから、こんな失敗だらけのお姉ちゃんだけど、いつもみんながこうして笑顔で迎えてくれて、たくさん元気をもらっています。幸せだなぁって思っています。いつも本当にありがとう♪それでは、今日はこの曲で最後になります。『がんばって負けないで』」
お姉ちゃんの優しい歌声で会場が包まれつつ、昼の部が終了となりました。

皆さまっ、昼の部いかがだったでしょうか?
現地にいた方は当日を思い出していただけましたでしょうか。
いらっしゃらなかった方には少しでも雰囲気がおすそ分けできていたら幸いです。